実行委員長
辻本 泰光
実行委員
尾崎 好男
佐藤 学
田畑 興介
中野 文武
森田 茂
(五十音順) |
<代表挨拶>
現在の私達の業界を取り巻く状況がいかに厳しく、いかに深刻なものであるか、現場で働いている柔整師の方であれば皆さん痛感している事と思います。
私は開業して約25年になりますが、開業当初から疑問に思っている事がありました。それは、柔道整復師と保険者の間で療養費の支給対象となっている傷病に食いちがいがあるのではないかという事です。そして現在においてもこの疑問は解決されないまま我々の業界の根源的な問題になっています。
この問題はまた、健康保険制度の主役たる国民にも降りかかっています。
例えば「受診照会」の問題があります。数ヶ月~1年前の受診状況について患者に詳細な回答を求めることが本当に正しい「療養費の適正化」となるのでしょうか。
施術所の現場で感じるのは、この「受診照会」は単に患者の受診意思の低下を招き、正当な受診行為を妨げていないのかという事です。
そして、療養費の料金体系についても、受傷状態に関係なく一律的に部位数や長期施術が制限され、真に必要とされる施術内容、施術期間までもが削減される制度になっています。
これらの深刻な課題は当然、私達自身が解決していかなければなりません。公益社団法人日本柔道整復師会を始めとする業界団体が中心になり、私達一人一人が努力することで「国民に愛され信頼される柔道整復師」になる事を目指さなければならないと思います。
「柔道整復師連携活動」は、このような思いから、団体所属者や個人請求者を問わず全国の柔道整復師が、同じ方向に向かって道を切り開く事を目的としております。
そして、後世の柔道整復師が誇りを持って仕事ができるためにも活動して参ります。
全国の柔道整復師の皆様に、この活動の趣旨をご理解いただき、ご賛同下さることを心よりお願い申し上げます。
柔道整復師連携推進委員長 辻 本 泰 光
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